今回は、合奏については「赤とんぼ」「たきび」を指導していただきました。特に2曲とも共通して強調されたのは、「歌詞を歌うように弾くこと、日本語とメロディーが融合しているように」という点でした。メロディは歌詞に合わせて、アクセントの位置や強弱に気をつけること、伴奏部分は、強く弾く音・弱く弾く音を区別すること、休符をきっちりと休むこと、長く伸ばす音や休符は適当に拍を取るのではなく、しっかりと数えること、3連符も自分のパートの部分以外のところでも「1・2・3」と数えておくことなど指導がありました。
「赤とんぼ」の変奏部分を各パートがずれないで合わせられるようになること、「たきび」をもっと速いテンポで弾けること、今日指導があった強弱をしっかりと表現することなど今後の宿題が確認できました。
ソロの指導は、3名が受けました。
・Tmt(ノクターン)では、大きな美しい音を出すために、右手のナックルの位置や爪の削り方の説明がありました。また、クレッシェンドでふくらませたところは少しゆっくりと弾くようにすること、最後の部分の「morendo」の意味と弾き方、及びさまざまな終止法の説明も受けました。
・Mae(グラナダの花)では、アルペジオの練習として息を吐きながら行うことや、メロディを歌わせる部分ではメロディだけを歌って弾いてみたあと、それが表現できるように伴奏を付けることや、フリギア旋法に於ける強弱の付け方などの指導がありました。
・Ita(金鳳花ワルツ)では、右手の指は次に弾くところの上にあるようにしておくこと、練習として「音名・123と言いながら・右手の指番号を言いながら」などをやってみてはとの提案がありました。